見て学ぶのが成長するコツの1つ

看護師は、先輩から技術や知識を教わることができますが、細かな指導を受けられるのは新人のときだけです。
その後も研修などである程度は学ぶ機会を与えられますが、受け身になって教わってばかりでは看護師としてなかなか成長することはできないので注意しましょう。
そこで、自分から積極的に学ぶ姿勢を持つことが大切となります。
成長の機会を手に入れる方法にはさまざまなものがありますが、現場で働きながら着実に成長していきたいと考えたら、見て学ぶのがコツの1つです。
先輩や同僚、さらには後輩がどのような形で仕事をしているかを見て学ぶように心がけている人ほど、日常的に成長を遂げています。
人は誰もが得手不得手を持っているので、先輩後輩にかかわらず自分よりも優れている面を持っている人が現場には大勢いるでしょう。
特に自分が苦手としている場面で、周りがどのように立ち振る舞ってうまく仕事をこなしているかを見て、自分の立ち振る舞いとの違いを分析し、見よう見真似でその人と同じように仕事をしてみるのが良い方法です。
見て学ぶのは、実践を伴わなければあまり意味がなく、実際にやってみると人がやっていることの善し悪しが良くわかります。
もし自分が今までやっていた方法の方が良い部分もあると思ったら、両者の良いところを掛け合わせていくのが合理的でしょう。
このような工夫をしていくと、看護師としてのスキルも知識も飛躍的に伸びていき、大きな成長を遂げられるようになります。